横斑の範囲(キアシシギ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

5月13日の事です。

市内の海岸で探鳥しました。




ツバメが飛び交っています。

海浜公園の建物に営巣していました。

巣材が湿り、まだ乾ききっていません。

巣作りの進捗状況を教えてくれました。

 

 

 


水辺にササゴイを見つけます。

今季の初認でした。

昨年よりも1週間程遅れての到来です。

…あくまで、個人的な観測ですが。

 




岩場に向かいました。

1羽の鵜が水平線を見つめている…

そんな風に見えました。

雰囲気が良かったので、パシャリ。

 

 

 


滞在中のキアシシギも見つけます。

数は少なくなっていましたが…

大切な撮影対象です。


1羽1羽を観察していると…

ある事が気になりました。

体下面の横斑の範囲です。

 

 

 


普段見るよりも広い個体がいました。

足の付根にまで至ります。

お尻のあたりは真っ白でした。

 

 

 


こちらは、見慣れたキアシシギです。

胸から腹部にかけて横斑がありますが…

足の付根にまでは至りません。

 

 

 


メリケンキアシシギという種がいます。

腹部から尾部まで横斑が続くそうです。

他にも鑑別点はありますが…


基本的に太平洋側に飛来するそうです。

関東での目撃が多いのだとか。

新潟県での観察記録は無さそうです。



ネット画像には誤認もありそうでした。

検証の結果、キアシシギと見做します。

横斑の範囲は、個体差の範疇のようでした。

現地では、もしかしたらと思いましたが…


ワクワクする事も楽しみの1つです。

例え珍鳥や迷鳥でなくても、構いません。