一生懸命な(ヒヨドリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

5月8日の事です。

早朝の海岸を散策しました。




いつもの岩場を巡りますが…

先客として釣り人が複数いました。

良い天気なので、釣りも気持ち良さそうです。


肝心のシギチは逃げてしまったかかも…

そんな不安は杞憂に終わりました。

離れた場所にキアシシギを見つけます。

 

 



先日の1羽から5羽に増えていました。

狭い岩場ですが、自由に動き回ります。

後日の事ですが、もっと増えました。





沖合が騒がしくなります。

ヒヨドリの群れでした。

いくつもの集団が、北に向かいます。

 




不思議な光景を目にしました。

ヒヨドリの群れが防波堤に沿って動きます。

遠目には、まるでフナムシみたいでした。





その原因はすぐに判明します。

下の画像の右側に小さく写りました。

ハヤブサです。


 


ヒヨドリを狙い、何度もアタックします。

ヒヨドリは障害物を盾に、逃げていました。

壁面に留まるヒヨドリもいます。

ハヤブサは身を翻しつつも、諦めません。




…と、急にこちらに向かってきます。

群れから離れた1羽のヒヨドリがいました。

標的を絞ったようです。


…が、結局は狩りは失敗でした。

諦めて、飛び去ってしまいます。

雪の残る米山を背景に、撮りました。

 

 


よく見ると、素嚢が膨らんでいます。

既に食べた後だったのでしょうか?


繁殖期、ハヤブサは貯食もするそうです。

♀や雛鳥に与えるためでしょうか?

餌が豊富な時期なのでしょう。


ヒヨドリもハヤブサも一生懸命です。