只今営巣中(ミサゴ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

4月上旬、休日の事です。

市内で探鳥を行ないました。

 

春の渡り鳥には少し早い時期です。

下見を兼ねて、普段は行かない場所へ…

春のドライブのつもりで出かけました。

 

 

 

収穫の1つがジシギ類の発見です。

海岸の傍の竹林でヤマシギらしき野鳥が…

明るい羽色と、発見場所から推測しました。

木々が邪魔で、撮影は出来ません。

ゆっくりと歩き去る姿を見送ります。

 

 

 

もう1つ、収穫がありました。

海辺の断崖絶壁にミサゴを見つけます。

営巣していました。

 

 

 

 

波の届かない、高い崖の頂上でした。

私は、より高台から見下ろす形になります。

距離にして150m程でした。

枯れ枝が積みあがっています。

まだ雛や卵はありませんが…

巣である事は間違いなさそうです。

 

 

 

しばらくして、1羽が飛び出しました。

ミサゴの背面と、海面を撮影します。

そのまま崖の陰に隠れてしまいました。

 

 

 

 

1羽だけが残っています。

巣はまだ粗末な印象でした。

ミサゴは巣を使いまわすそうです。

何年も経つと、積み上がり巨大になるとか。

この巣は1年目なのかもしれません。

 

 

 

 

突然、もう1羽が戻って来ました。

残っている1羽に馬乗りになります。

思いがけず、交尾の瞬間を目にしました。

 

 


♂と♀の違いを観察します。

胸の帯状斑に違いがあるとの事でしたが…

私の見る限りでは、違いがわかりません。

個体差もあるのでしょうね。




巣は未完成のようです。

♂は巣材の位置を調整していました。

♀は動かずに、見守っています。

 

 

 


市内でミサゴの巣を初めて見ました。

巣材は松などや流木でしょうか?

今後も大きくなるのかもしれません。

 

 

ここはハヤブサの営巣地も近いです。

無事に育雛ができるとよいのですが…

定期的に観察に出向きたくなりました。