シンガポール探鳥記:2025年⑬(カザリオウチュウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

3月上旬、シンガポールへ行きました。

探鳥記は今回で最終回となります。

 

 

 

旅行中、午後は必ず雨に降られました。

ずっと探鳥したかったのですが…

天候には勝てません。

時間の使い方を考えさせられました。

 

 

 

3日目、ブキティマ自然保護区を歩きます。

早朝から準備しましたが…

子供は「疲れた」と、睡眠を選択します。

自然好きの妻と二人で向かいました。

 

 

 

入口からブキティマ山頂を目指します。

軽登山のつもりでしたが…

舗装された道は歩き易く、苦になりません。

彼方此方から様々な鳴き声がします。

虫なのか、野鳥なのか、野生動物なのか…

姿が見えないため、想像するしかありません。

 

 

 

入口ではカニクイザルに出会いました。

実はもう1種、見たい動物がいます。

ヒヨケザルでした。

ムササビの様な姿をしています。

樹の幹に貼り付いているのだとか。

案内板を参考に探しました。

 

 

 

 

足元に注意しつつ、上方を探します。

「何か居た!」と、思ったら…

ミズオオトカゲでした。

(Common Water Monitor)

 

 

 

体は1m以上ですが、樹にも登ります。

上から落ちてこない事を祈りました。

結局、ヒヨケザルは見つかりません。

残念でしたが、次回の楽しみにしました。

 

 

 

落ち葉から小さな音がします。

目を凝らすと、小型のリスを見つけました。

ホソスンダリスです。

(Slender Squirrel)

 

 

 

シマリス程の大きさでした。

果物、樹皮、昆虫などを食します。

小さな何かを齧っていました。

 

 

バナナリスの姿も見かけます。

(Plantein Squirrel)

この2種類が生息しているのだとか。

彼等はともに、甲高い声で鳴くそうです。

野鳥と間違えてしまいそうでした。

 

 

 

見たい野鳥の案内板も見つけます。

Mimic King(物真似の王様)でした。

他の野鳥の鳴き声を真似ます。

車の警報や猫の声も真似るのだとか。

 

 

 

 

森林に響く音に耳を澄まします。

鳴き声を頼りに、その姿を探すと…

ようやく、遠くに見つけました。

カザリオウチュウです。

(Greater Racket-tailed Drongo)

 

 

 

赤い目、ラケット状の飾り尾羽…

特徴的な容姿に魅入りました。

 

採餌の仕方も特殊なのだそうです。

サルやリスの後を追いかけて…

餌を探す際に出てきた虫を捕えます。

 

そんな生態を観察出来たら最高ですが…

暫くの後に飛び去ってしまいました。

 

 

 

遠くの枯れ木に、野鳥が群れています。

ミドリカラスモドキでした。

(Asian Glossy Starling)

 

 

 

 

既に見た野鳥でした。

黒い成鳥と、縦斑のある幼鳥も交じります。

…と、その中の1羽に目が留まりました。

右上に、異なる種を見つけます。

ハシブトアオバト♂でした。

(Thick-billed Green Pigeon)

 

 

 

日本のアオバトよりも小さいです。

広いアイライン(?)がありました。

羽が赤茶色なのは♂なのだとか。

♀は緑色をしているそうです。

 

細部まで確認する事は困難でしたが…

危うく見落とすところでした。

 

 

 

この場所での野鳥観察が最後となります。

後にホテルで休息中の子供と合流しました。

改めて、最終日の観光に行きます。

 

 

昼、シンガポール国立博物館へ行きました。

文化・歴史・戦争について学びます。

 

夕方、オーチャードで買い物を楽しみます。

ホテルでシャワーを浴び、チャンギ空港へ。

(チェックアウト後も利用でき、助かりました)

 

夜、ジュエルでショーを観覧しました。

閉店間際の飲食店で遅い夕飯にします。

深夜発の飛行機で帰国しました。

 

 

 

 

今回も盛り沢山な旅となります。

前回と同じ事も、異なる事もありました。

再び訪れる事が出来た今回の旅行でしたが…

まだまだ観光し足りません。

再び訪れたい場所です。

 

ご覧頂き、ありがとうございました。

 

完了

 

 

 

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【この地で観察した野鳥】(順不同)

 

メグロヒヨドリ、セアカハナドリ

ツミ(?)、ヒメコノハドリ、ドバト、

キバラタイヨウチョウ、カノコバト、

チャノドコバシタイヨウチョウ、

シロハラウオクイワシ、ジャワハッカ、

インドハッカ、セキショクヤケイ、

チョウショウバト、ナンヨウショウビン、

ムナオビオウギビタキ、シキチョウ、

スズメ、イエガラス、キンパラ

シマキンパラ、ソデグロバト、ムラサキサギ

アオサギ、オナガサイホウチョウ、

ルリオハチクイ、シロハラクイナ、ヨシゴイ、

ミドリカラスモドキ、コウハシショウビン

コウラウン、コアオバト、カワセミ、

コクチョウ、キゴシタイヨウチョウ、

キタカササギサイチョウ、コブハクチョウ、

リュウキュウツバメ、セグロカッコウ

カザリオウチュウアジアヘビウ

ハシブトアオバト

 

(声のみ)

ヒメカッコウ

 

計42種(赤字はライファー:13種

 

 

(野生動物)

バナナリス、ホソスンダリス、

ミズオオトカゲ、Oriental Garden Lizard、

ビロードカワウソ、カニクイザル、

ヨロイハブ