2月上旬の事です。
福島潟で探鳥しました。
ここでの目的は猛禽です。
時間帯は午後でした。
『雁晴れ舎』の屋上から眺めます。
夕陽に染まる風景を期待しましたが…
晴れていた空に雲がかかります。
残念ながら、夕焼けはお預けでした。
湖面には様々な水鳥が過ごします。
マガモ、コガモ、オナガガモ、オオバン、
マガン、オオヒシクイ、コハクチョウ…
オカヨシガモの小群もいました。
離れた枯れ木に猛禽を見つけます。
ハヤブサでした。
水鳥を狙っているのでしょう。
ただ、いつの間にか居なくなりました。
2羽の大きな猛禽も見つけました。
遠くに居て、正面は確認できません。
右の個体の尾羽が白いのが分かります。
オジロワシに違いありません。
左の個体も同じみたいでしたが…
影になってわかりませんでした。
目の前に1羽の猛禽が降りました。
丸っこくて、優しげな顔立ちです。
ノスリでした。
名前の通り、野を擦るように飛びます。
低空飛行で飛び去ってしまいました。
徐々に暗くなる中、1本の樹に注目します。
いつの間にか、猛禽が止まっていました。
数えてみると、全部で5羽です。
猛禽の集う樹でした。
左手前がオオタカ成鳥。
中央手前がオオタカ幼鳥。
右手前がノスリ。
左奥は不明。
右奥も不明(ノスリ?)
…不鮮明ながら、識別を試みました。
暫くすると、オオタカ幼鳥が移動します。
左手前がノスリ。
右手前にオオタカ幼鳥。
奥の2羽は動きません。
オオタカ成鳥は何処かへ去りました。
この日は猛禽を沢山観察します。
到着時にはミサゴの姿も目にしました。
ハイイロチュウヒらしき姿も見ましたが…
不明なのでノーカウントとします。
獲物となるカモ類が多いからでしょう。
雪が積もり難く、水も凍りません。
小動物や魚を獲やすい環境でもあります。
コミミズクが居ても良さそうですが…
他の猛禽に襲われるのかもしれません。
積雪時の探鳥は大変ですが…
訪問の度に、貴重な経験を得ています。
警報級の大雪の最中は探鳥しません。
立ち往生などのリスクもあります。
不要不急の外出は控えました。
安全に留意して楽しんでいます。
【この日に観察した猛禽】
ミサゴ、チュウヒ、トビ、ノスリ、
ハヤブサ、オジロワシ、オオタカ
計8種