スッカリと、ユックリと、コッソリと(マガン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先日、佐渡島でマガンを今季初認しました。

本土にも飛来していると考えます。

朝日池を訪問する事にしました。

10月12日、夕方の事です。

 

 

 

池には、まだ多くの蓮が繁っていました。

水面はポツリポツリと現れていますが…

釣り人がいるため、水鳥は少ないです。

かなり奥まった場所に群れていました。

 

マガモ、コガモ、オオバンを見つけます。

ヒドリガモも見つける事が出来ました。

カンムリカイツブリも潜水しています。

 

 

 

なおも蓮の中を探していると…

カラフルなカモの一団を見つけます。

オシドリの群れでした。

 

 

 

浅瀬で羽を休めています。

他のカモ類と一緒に過ごしていました。

♂はエクリプスから換羽中のようです。

遠くても嘴の色での識別は容易でした。

 

 

 

3羽のハクセキレイが目の前にとまります。

射し込んだ夕陽で、雰囲気が良くなりました。

マジックアワー前が、最も好きな時間です。

 

 

 

 

ただ、肝心のマガンやヒシクイが居ません。

広い水面を探し続けていました。

 

ふと、1人のカメラマンを見つけます。

池とは逆の方向を撮影していました。

視線の先に求めていた被写体を見つけます。

マガンの群れでした。

 

 

 

 

採餌中かもしれない事を失念していました。

数か月ぶりなのでスッカリと忘れています。

車に戻り、ユックリと車で近付きました。

車内から、コッソリと撮影します。

 

 

 

最盛期ではなくても、かなりの数です。

試しに数えてみると、110羽でした。

 

 

 

離れた場所にオオヒシクイも4羽います。

新潟県ではオオヒシクイが一般的ですが…

左の1羽だけ、ヒシクイっぽい気がしました。

体と嘴が一回り小さいのが特徴です。

 

 

 

 

目的のマガンを観察しました。

一応、1羽1羽を確認します。

カリガネは交じっていませんでした。

またの機会に期待しています。

 

 

 

帰りがけに朝日池を見渡しました。

逆光の中、バン若鳥が泳いでいます。

水面が光り輝いていました。

 

 

 

 

バンは夏鳥です。

これから南に渡るのでしょうか?

このまま滞在しても良さそうですが…

寒さに弱いのかもしれません。