千鳥足(ミヤコドリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

7月26日の事です。

夜、市内で花火大会が開催されました。

同日の朝、会場とは異なる浜辺を散策します。

 

 

 

到着時、人も鳥も居ません。

波打ち際にはヒラヒラと舞うモノが…

アオスジアゲハでした。

 

 

 

 

エメラルドグリーン色の翅が綺麗です。

海水のミネラルを吸っていたのでしょう。

飛翔時、ストロー状の口は伸びていました。

この暑さで変形してしまわないか心配です。

 

 

 

 

岩場にキアシシギを見つけました。

2羽が羽を休めています。

前回に見たのは6月8日でした。

春と秋の渡りの間が短く感じます。

 

 

 

じっくりと観察したかったのですが…

磯遊び目的の男性が近付きます。

案の定、飛び去ってしまいました。

残念ですが、仕方がありません。

 

夏、この岩場の周囲は賑わいます。

釣り、磯遊び、シュノーケリング…

バードウォッチングは圧倒的少数派でした。

 

 

 

沖合の浅瀬にミヤコドリを見つけます。

ハトよりも少し大きい野鳥でした。

分類はチドリ目ミヤコドリ科です。

 

 

 

 

 

以前から滞在中の個体でした。

何度も見かけるため、知り合いのつもりです。

 

 

 

「やあ、調子はどうだい?」

「最近は工事車両が五月蝿くてね」

「今夜はお祭りだから、避難を勧めるよ」

「そうかい、ありがとう」

 

…妄想の中で会話しました。

 

 

 

私の邪念に応えてくれたのか、移動します。

浜辺にやって来ました。

砂の中から小さい貝を採り出します。

さすがは、 Oyster Catcher でした。

 

 

 

 

遠くから観察していましたが…

海水浴の子供が近付いてしまいます。

やはり、飛んでしまいました。

すれ違いざま、目の前を通り過ぎてくれます。

 

 

 

 

ミヤコドリが歩いた跡を見つけました。

右に左に動いています。

まさに『千鳥足』でした。

 

 

 

 

【観察できたシギチ】(順不同)

 

キアシシギ 2

ミヤコドリ 1