7月中旬、上越市に立ち寄りました。
時刻は夕方頃です。
高田城址公園で蓮の花を眺めました。
ここは、県内でも有数の蓮の名所です。
お掘りには、沢山の花が咲いていました。
昔、藩の財政再建のために栽培したのだとか。
『東洋一』と紹介されていました。
夕方だと綺麗な形の花は少ない気がします。
代わりに、蓮の葉に残る水滴に注目しました。
葉の上を、まるで水銀のように滑ります。
蓮を鑑賞する時、必ず探してしまいます。
清らかさや瑞々しさを感じました。
高田城址公園は夜桜でも有名です。
『日本三大夜桜』と紹介されていました。
毎年、観桜会と観蓮会が開かれます。
…観蓮会という単語は初めて使いました。
一般的には「かんれんかい」と読みます。
仏教行事的には「かんれんえ」と読むそうです。
堀に沿って、桜並木が続いていました。
よく茂った葉の中に動くものが…
シジュウカラの幼鳥でした。
数羽が隠れています。
親鳥に餌を強請っていました。
この親鳥、蓮の中に飛んでいきます。
暫くして、餌(小虫?)を咥えて戻りました。
幼鳥が、競って親鳥に向かいます。
羽虫やアメンボ等を獲っているのでしょう。
蓮の茎や葉は、足場として便利なようです。
同様に、スズメ達の姿もありました。
蓮に隠れた、小島を見つけます。
バンが座っていました。
何やら嘴で周辺を整えています。
営巣中なのでしょうか?
蓮の中は、良い隠れ家になりそうです。
ヨシゴイを探してみますが…
あまりにも蓮が密集しています。
以前に訪れた瓢湖とは、別次元でした。
野鳥目的でなければ、見応えがありますが…
半ば諦めつつ、それでも水辺を歩きます。
日も暮れかけた頃でした。
小さな鳴き声とともに、飛び立つ鳥が。
慌てて撮影し、後ろ姿を捉えます。
ヨシゴイでした。
やはり、飛来はしているようです。
この後、もう1度だけ現れましたが…
条件が悪く、撮影は困難でした。
夕暮れ時の水辺を歩きます。
人の少ない時間帯でした。
蓮の葉が水に浮かぶ音が、プカプカと…
滝や渓流とは異なる癒やしがありました。
気分転換には良い所です。