神社に詣る、酷暑に参る(アオバズク) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

7月上旬、諸用で関東に行きました。

ついでに野鳥撮影も楽しみます。

照ヶ崎海岸でアオバトを観察しました。

帰る途中、立ち寄れる場所を探します。

 

 

上野公園、葛西臨海公園…

駅から近いですが、人が多そうです。

ふと、フクロウ類に思い至りました。

夏、市街地の神社などで繁殖するのだとか。

探鳥地のあたりをつけました。

 

 

 

電車を乗り継ぎ、最寄りの駅へ。

そこから、しばらく歩く事になります。

時刻はお昼を回っていました。

昼食がてら、飲食店でも涼みますが…

やはり、外は暑いです。

 

 

 

汗をかきかき…、目的地へ。

初めて訪れる場所でした。

神社の境内が観察ポイントです。

鳥居をくぐると、CMが3人居ました。

場所は間違っていなかったようです。

 

 

 

思っていたよりも立派な神社でした。

まずは拝殿でお詣ります。

2礼2拍手1礼。

御朱印を頂きたかったのですが…

対応はしてはいないようでした。

 

 

 

カメラを準備して、CMに加わります。

皆さん、上方を注視していました。

私も、その視線の先を探します。

見つけました。

アオバズクです。

 

 

 

 

モミジの枝にとまっていました。

瞳をハッキリと開けています。

ゆっくりとですが、動きがありました。

 

 

 

 

 

逆光の時間帯です。

青葉が光を柔らかくしてくれますが…

SSを遅くする必要がありました。

 

 

大きなモミジの樹です。

幹の方向を凝視していました。

アオバズクの視線の先が気になります。

 

 

 

 

 

 

 

大きく回り込み、幹を確認しました。

驚いた事に4つ以上も樹洞が在ります。

どれもアオバズクが中に入れそうでした。

観察可能範囲には、雛鳥は見えません。

しかし、どれかに巣があるのでしょう。

 

 

 

 

アオバズクは平たい顔をしています。

肉食獣の顔と同じでした。

左右の目で、獲物との距離を正確に測ります。

 

どこか、人間の顔に似ていました。

睨む、片目でウインク、眠そうな顔…

表情が豊かな鳥だと思います。

 

 

 

 

長時間の滞在は避けました。

恐らくは、営巣中であろうからです。

また、自分自身の体調にも注意しました。

木陰とはいえ、気温の高い時間帯です。

暑さに参りました。

 

アオバズクにとっても同じでしょう。

翼を少し開き、風を通しているようでした。

 

 

 

 

無事、ライファーを観察し終えました。

移動時間の方が圧倒的に長いのですが…

スムーズに会えた事に感謝です。

 

 

この日、アオバトとアオバズクを見ました。

「アオ」つながりの探鳥記録となります。