名前に勝る(チゴモズ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

7月上旬、チゴモズに会いに行きました。

先日、初めて見る事が出来た場所です。

その時は撮影条件が良くありません。

後日、再挑戦します。




現地に当着したのは午後2時頃でした。

CMは5人程を見かけます。

挨拶して、お話を伺いました。

早朝に出現して以降、姿を見ないのだとか。

暫くの後、皆さんは帰ってしまいます。




同じ場所に留まるのは苦手でした。

長居を避ける目的も兼ねて周辺を歩きます。


賑やかな鳴き声がしました。

木陰にノジコを見つけます。

地元では稀な存在ですが…

この地では比較的よく見かけます。

 




蝶々もよく見かけました。

カラスアゲハを撮り損ねますが…

他にも沢山の種を見つけます。

現場では識別出来ません。

帰宅後、図鑑を片手に睨めっ子です。




ヒメジョオンを吸蜜する、トラフシジミ夏型。

春型と夏型で翅裏の色彩が異なるのだとか。

春型は白っぽく、夏型は褐色です。

 

 

 

 

オカトラノオを吸蜜する、白い蝶。

最初はモンシロチョウかと思いましたが…

ヤマトスジグロシロチョウ夏型のようでした。

白い蝶の識別も難易度が高いです。

 




里山の風景を楽しみながら歩きました。

陽が傾き始めた頃です。

ようやく、姿を現してくれました。

チゴモズ♂です。





お気に入りらしき木の枝に留まりました。

何度も右隣の枝を気にしています。

♀の出現を期待しました。

早朝は2羽で過ごしていたそうです。

 

 



結局、この♂が移動したたけでした。

期待した♀の登場はありません。

ただ、背景がスッキリとします。

 




突然、後方からカラスが飛び立ちました。

チゴモズは驚いて逃げるかと思いきや…

カラスを追って、飛び去ります。

2分間だけの観察でした。



カラスに立ち向かったように見えます。

縄張りを守る行動なのかもしれません。

名前は「稚児」ですが、立派な大人でした。