6月29日の事です。
赤い鳥の巣を再訪した日でした。
結果には…、残念な想いです。
気を保ち直して、探鳥を続けました。
近所の電柱に、ノスリを見つけます。
つぶらな瞳が可愛い猛禽でした。
ここでは、もう1種の希少種が繁殖します。
まだ観た事のない野鳥でした。
大まかな場所だけ絞れるのですが…
いつも機会を逸してました。
その地域を散策する事にします。
もしかしたら、また赤い鳥に会えるかも…
根拠は無いですが、ポジティブに考えます。
支度を整えてから歩き始めました。
暑さが厳しいため、熱中症対策は必須です。
シジュウカラやヒヨドリを見かけました。
ノジコやイカルの鳴き声もします。
ホトトギスが鳴きながら飛んできました。
幸運にも、近くの木に止まります。
それでも距離はありましたが…
初めて撮る事が出来た気がします。
相変わらず、サシバをよく見ました。
比較的近くに来た時に撮影します。
何となく、ずんぐりとした体型でした。
ハチクマっぽくも見えますが…
タップリと食事をした後なのでしょうか?
細い道を歩き続けます。
出会う地元の方々には挨拶をしました。
農作業中の高齢の方々です。
「何か撮れたかい?」
「まだ何も、です」
一言だけ言葉を交わすやり取りです。
私の故郷でも、同じやり取りがありました。
天気の話や農作業の労い等、話題は様々です。
小さな田圃の傍に、数人のCMがいました。
尋ねると、探していた野鳥狙いの方々です。
一緒に待たせてもらう事にしました。
この場の観察マナーを教えてもらいます。
…といっても、殆どが初めての方々でした。
「今、来ましたよ」
20分もしない内に、1人が声を発します。
レンズの先に、モズに似た小鳥がいました。
チゴモズ♂です。
見通しの良い小枝の先に止まります。
嘴を開きますが、鳴いてはいません。
小まめに枝と枝を行き交っていました。
最寄りの枯れ枝にも来ました。
大部分が真正面ですか…
初めての出会いには、心が躍りました。
全部で、5分にも満たない時間です。
運良く便乗させて頂きました。
ただ、歩き疲れたので撤収します。
御礼を述べて、その場を去りました。
日々、殺人的な暑さに感じます。
体調を崩した事があり、慎重になりました。
その時は二日酔いのせいだとは思いますが…
無理は厳禁です。
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〜おまけ〜
探鳥地では、お金を使う事にしています。
現地の経済に少しでも貢献するためでした。
時間に余裕があれば、飲食店で食事をします。
毎回、何かしらの御土産も買いました。
…こちらは、家族への体面が理由でしたが。
思わぬ名品の発見もあるため、侮れません。
この日も、よく訪れる蕎麦屋に寄りました。
また、最寄りの日帰り温泉で汗を流します。
休憩スペースで仮眠をとりました。
昔読んでいた漫画を見つけます。
完結する前に読むのをやめた漫画でした。
これ幸いと、久し振りに読み返しましたが…
何故か最終巻だけありません。
気持ち良く過ごせました。
…が、最後だけ不完全燃焼です。