花喇叭を咥えた(スズメ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

4月中旬、自然公園を歩きまし。

桜が満開でした。 

 

 

 

淡いピンク色と甘い香りに誘われて…

スズメがやって来ました。

 

 

 

 

期待通り、桜の蜜を食べ始めます。

花弁の根本ごと千切って啄んでいました。

地面には形を保った花が散らばります。

 

 

 

 

スズメの舌は長くはないのでしょう。

または、舐め取るには形状が適さないのかも。

前回、コゲラの吸蜜を観察しました。

コゲラは、どちらの条件も満たしています。

 

 

 

 

千切った花を、嘴に咥えていました。

「雀のラッパ」「花ラッパ」と呼ばれます。

細かく嘴を動かし…、美味しそうでした。

 

 

 

 

喇叭(ラッパ)を吹いているようでした。

メジロ達の食事は「吸蜜」と呼びますが…

スズメのそれは「盗蜜」と呼ぶそうです。

受粉の役に立たないからでしょう。

 

 

 

スズメは花の蜜だけでなく、その実も好物です。

初夏に実るサクランボが減るかもしれませんが…

咲く花は多いため、その心配はなさそうです。