都会の珍鳥(ワキアカツグミ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

2月4日の事です。

都会の珍鳥の情報を頂きました。

普段は訪問が難しいのですが…

運良く、足を向ける機会に恵まれました。

 

 

現地に到着し、目的の鳥を探します。

CMが集まる場所を探せば良いと思いました。

池のほとりに数人のCMを見つけますが…

そちらはカワセミ狙いの方々でした。

 

 

30人以上のCMが集まる場所を見つけます。

そちらが本命の場所でした。

空いているスペースにお邪魔します。

目の前にはドバトが群れて採餌していました。

皆の視線の先に、その珍鳥を見つけます。

植え込みの陰に隠れていました。

ワキアカツグミです。

 

 

 

一見するとツグミにしか見えません。

暫くの後、近くの池に移動しました。

水を飲みに向かったのかもしれません。

明るい場所で、その全身を拝謁します。

名前の通り、脇が赤いツグミでした。

どことなくクロツグミ♀に似ています。

 

 

 

日本では、稀に飛来する迷鳥なのだそうです。

トルコの国鳥なのだとか。

冬を、欧州南部や中央アジア等で過ごします。

 

 

落ちたクスノキの実を食べていました。

明るい場所に居た時間は1分もありません。

手早く撮影しました。

 

 

 

茂みに潜む時間の方が長いです。

それでも、時折姿を見せてくれました。

葉が被りますが、緑が背景になってくれます。

 

 

 

居場所を皆で教え合って撮影しました。

CMは大人数ですが、和やかです。

何日も通っている方もいるようでした。

通行人の方々が何事かと尋ねます。

 

丁寧に鳥の説明をしている方。

撮った画像を見せる方。

前日に撮ったらしき写真を配る方(!)。

 

皆で貴重な出会いを共有していました。

その間、ワキアカツグミは茂みの中です。

 

 

 

ただ、大人数だと色々とあります。

少し困った事もありました。

 

狭い通路を三脚で遮ってしまう方。

カメラを頻繁に他者にぶつけてしまう方。

鳥に近付いて大声で叫ぶ方(一般の方)。

 

状況によってはトラブルになりかねません。

慣れた方が、穏やかに注意を促します。

上手な注意の仕方は、勉強になりました。

 

 

ワキアカツグミは長い間、茂みの中です。

明るい場所の実が、少ないようでした。

先程のドバトの群れが食べ尽くしたのかも。

茂みの中に残る実や虫を探しています。

 

 

 

ある程度、満足のいく写真が撮れました。

帰りの電車の時間も迫るため、お暇します。

 

 

スムーズに初見の珍鳥を観察できました。

電車の中で、戦利品(写真)を確認します。

とても嬉しい気持ちでいっぱいですが…

やはり、ほぼツグミにしか見えません。