晩秋の黄色い鳥(キビタキ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

11月26日の事です。

トラフズクを観察した公園を散策しました。



2羽のシジュウカラを見つけます。

そのうちの1羽が近付いてきました。

胸の太いネクタイ状の斑が♂の特徴です。

 

 

 

他にはヒヨドリやコゲラ等を見かけました。

ふと、1羽の小鳥が枝に止まります。

嘴にトンボを咥えた、黄色い鳥でした。

なんと、キビタキ♂です。

 



意外な出逢いでした。

夏鳥のキビタキは、冬には南に移動します。

11月下旬に観察したのは初めてでした。



私の驚きをよそに、トンボを飲み込みます。

今年生まれたばかりの♂かもしれません。

夏鳥の移動は、若鳥ほど遅いそうです。


 


夏季は北海道で過ごしたのかもしれません。

この日は、枯れ葉が散りゆく晩秋でした。

既に山間部では雪が降り始めています。

早く移動しないと、越冬する羽目になります。

 

 


童話『幸せな王子』を連想しました。

物語ではツバメが登場します。

心優しい王子の像に寄り添う姿が印象的でした。

彼も何処かの像に寄り添ったのでしょうか。


本格的な雪になる前に、無事に渡って欲しいです。