不思議な羽を持つ(トラフズク) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

11月26日の事です。

天気予報に誘われて、プチ遠征しました。

この時期、雨でない日は見逃せません。

目的地は福島潟です。

冬は白鳥やカモ類の他に猛禽が飛来します。

昨冬は、ケアシノスリに出逢えました。

期待しながら車を走らせます

 

 

途中、鳥屋野潟公園を通りました。

そう言えば、ここにも毎年来る猛禽がいます。

少しだけ道草をしました。

ここでのお目当ては、トラフズクです。

 

 

 

早々に見つけますが、外方を向いていました。

いつも観察する事の出来る樹は決まっています。

…が、日中は寝ているため動きはありません。

もう1羽を見つけますが、目を閉じています。

正面顔を見れただけマシかもしれません。

 

 

 

少しだけ周囲を散策しました。

早朝ですが、鳥見や散歩の方が何人もいます。

冬鳥を数種見つけました。

予想外にも夏鳥に出逢いますが、それは次回に…

 

 

もう一度だけトラフズクを見に行きました。

周囲でヒヨドリが喧しく鳴いています。

そのためか、トラフズクが開眼していました。

 

 

 

ヒヨドリ達は騒ぐだけ騒ぎ、飛び去ります。

彼等が去った後は、私と目が合いました。

迷惑そうにも、睨んでいる様にも見えます。

 

 

 

暫くの後、再び閉眼しました。

耳のように見える羽角が立っています。

フクロウの仲間には羽角を持つ種がいます。

因みに、羽角は聴力に関係はないのだとか。

不思議な羽です。