小さな発見(オオヒシクイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

10月8日、上越市で野鳥散策をしました。

自然公園と隣接する池が主な散策場所です。

 

 

公園内では野鳥の姿が少なくて…

辛うじて、コサメビタキが撮れました。

ホオジロも見つけますが、隠れてしまいます。

地鳴きだけ、耳にする機会が増えました。

 

 

 

池の畔に、白い鷺の姿を見つけます。

おそらくはチュウサギでしょう。

こちらを気にすることなく、佇んでいました。

道を歩く都合上、接近する事になりますが…

距離が10m程になっても逃げません。

肝の据わった個体です。

 

 

 

その道の先が、今回の目的地でした。

水鳥が集まっている区画です。

期待通り、様々な種を見つけました。

 

 

 

カルガモ、マガモ、コガモ、オナガガモ、

キンクロハジロ、カンムリカイツブリ、

ハシビロガモ、ホシハジロ、ヒドリガモ。

 

探せば、他の種もいるのかもしれません。

皆、池にいる釣人を避けているようでした。

釣人は腰まで水に浸かり、竿を振っています。

生活圏が区分けされているかのようでした。

 

 

大型の水鳥はコハクチョウとマガンがいました。

そして、オオヒシクイです。

全て、今季初認でした。

 

 

「ブー、ブー」

独特の鳴き声とともに、飛び立ちます。

まだ数は数十羽ですが、徐々に増えるのでしょう。

 

 

 

池の上を旋回しながら上昇します。

私の頭上も通り過ぎました。

曇り空なのが、少々残念です。

 

 

 

撮影中に気付いたことがありました。

オオヒシクイの中に、ヒシクイが交じっています。

下の画像は左がオオヒシクイ、右がヒシクイです。

 

 

 

首の長さ、頭部から嘴のシルエットが異なります。

体の大きさはあまり参考になりません。

ヒシクイは、この地だと少数派です。

こうした小さな発見が、観察の楽しみでした。

 

 

今季こそは、マガンの群れの中にいるであろうカリガネを見つけたいと、独りで意気込んでいます。