7日下旬、市内で野鳥散策をしました。
蝉の声が増えました。
朝早くから、自然公園に響き渡ります。
園内には脱け殻も沢山残っていました。
1つの枝先には3つも連なっています。
一晩で3匹が羽化した訳では無さそうですが…
木々の中で、動くモノを見つけます。
ヒヨドリの幼鳥でした。
近くに親鳥もいました。
時折、餌を与えています。
葉っぱの隙間から、様子を観察しました。
柔らかい緑色が、良い雰囲気です。
ヒヨドリの観察中、思い出した事があります。
まだ、このカメラを購入したばかりの頃…
練習のつもりで、様々な場所に足を運びました。
手に入れた新しい玩具で、遊ぶ子供の心境です。
そんな折、林道でヒヨドリを見つけました。
巣立ち間もない幼鳥のようです。
しきりに鳴いて、親鳥を探していました。
偶然でしたが、面白い瞬間が撮れました。
2羽が向かい合わせに口を開けています。
親鳥がいないのに、競い合っているようでした。
左端の1羽が無表情なのが、また良しです。
長い間、私のお気に入りの写真になりました。
写真から、今でもそのシーンを思い出せます。
被写体の珍しさ、カメラの性能、写真の出来ばえ…
そんな事よりも、あの時の心境を想い返したい。
そんな想いなのだと思います。