11月上旬の事です。
市内の海岸を散策しました。
秋の渡りのシーズンを終え、シギチの姿はありません。
それでも、冬鳥や留鳥を求めて、その姿を探します。
浜辺の傍の草原でモズ♂を見つけました。
細い茎に、器用に止まっています。
最近、モズの姿をよく見かけます。
秋によく鳴くので、存在感があります。
もっと近くで観察したいのですが、足元に注意が必要です。
オオオナモミ(別称:ひっつきむし)が彼方此方に生えていました。
気が付くと、ズボンや靴紐に付着しています。
付着する植物としては、ヌスビトハギの方が厄介な存在ですが。
小さい頃に友人と遊んだ事を、懐かしく思い出します。
ひっつき虫に注意しながら、移動します。
慎重に場所を変えながら、モズを観察しました。
浜辺では、強い風が吹きます。
風にあおられて、頭部の羽が捲れ上がりました。
頭部から背部への色の変化が綺麗です。
その茶色い頭部の羽の根元は黒色でした。
地味ではありますが、モズの特徴です。
因みに、♀の場合は胸~腹部の横斑が特徴になります。
この日はモズ♂にしか会えませんでした。
この時期は、公園散策の方が出会いが多そうです。