10月20日の事です。
出勤前に市内の海岸を散策しました。
陽が昇る時間が遅くなってきたため、自由時間が少なくなります。
この日の天気は良かったのですが、風が冷たい朝でした。
波打ち際で採餌するハマシギ達を見つけます。
寒さに耐えながら、浜辺を歩き回った甲斐がありました。
写っているのは3羽だけですが、遠くに6~7羽が群れ飛ぶのを見つけます。
冷たい海水に足を濡らしながら、何かを採っていました。
海水で洗うようにしながら、器用に嘴を使います。
ハマシギ(21㎝)だけで見ると小さいのですが、
晩夏から初秋に見かけるトウネン(15㎝)よりも大きいです。
正面から見ると、丸々とし姿に見えました。
朝陽が射し始めると、陰影がクッキリとしました。
早朝や夕方の撮影は、刻一刻と変化があります。
こんな楽しみがあるため、たとえ短時間でも鳥見に出かけたくなります。
~おまけ~
ハマシギ達を観察し終えた後、離れた場所でウミネコを見つけました。
細かい漂着物の中に、腰を下ろしています。
遠目でしたが、頭部に何やらくびれの様な変化があるのに気付きました。
ゆっくりと近付いてみましたが、逃げる様子はありません。
細部を確認してみると、釣り糸が口や頭に巻き付いています。
頭の形の違和感の正体は、釣り糸でした。
疑似餌や、餌や魚の付いた釣り針を飲み込んでしまったのでしょう。
他のウミネコに比べて、いくらか元気がないように見えました。
それでも、他のウミネコに混じって飛び去るだけの体力はありました。
餌を食べるのに影響が少ないと良いのですが、気の毒に思います。
以下は、今月回収した釣り具の一部です。
疑似餌を食べる事はないだろうとは思いますが、針や糸はやはり危険です。
同じ事を繰り返し思いますが、傷付く野鳥が少なくなる事を願います。