10月3日の事です。
傷付いたトウネンを見つけた後、もう1羽の野鳥を観察しました。
浜辺の片隅で、ウミネコを見つけます。
少し大きめの魚を飲み込もうと頑張っていました。
漂着した魚のようです。
波に足を取られながら、何度も咥え直していました。
ようやく口の中に飲み込みました。
魚を頬張った口元が、面白い形になっています。
そんなウミネコを見ていて、足の異常に気付きました。
右足が、途中からありません。
よく見ると、残った左足にも透明な糸のような物が巻き付いています。
おそらくは、釣り糸なのでしょう。
右足も、釣り糸で失ってしまったのかもしれません。
苦労して口元まで飲み込んだ魚を、吐き出していました。
この魚は、ウミネコにとって大きいのかもしれません。
ただ、魚よりも失った足の方が気になります。
出勤の時刻が近付いていたため、観察を切り上げる事にします。
最後に振り返ってみましたが、まだ魚と格闘していました。
足を不自由にした野鳥の将来が心配です。
最近でも見つけた釣りゴミは、可能な限り回収しています。
海藻や漂着物に糸が絡みついている場合は、非常に厄介でした。
近頃は、浜辺でジェット天秤やルアーをよく見かけます。
季節や狙う魚の種類によって、使用する仕掛けが異なるのでしょう。
因みに、春から夏にかけてはサビキ用の仕掛けが落ちていることが多いです。
この浜辺では、遺体や船(北の国のもの)の残骸なども打ち上がる事があるそうです。
海岸散策で見つけるのは、野鳥だけで十分です。