10月1日、朝日池に鳥見に行きました。
冬にはハクチョウやカモ類が飛来する場所です。
そろそろカモ類が来ているはずです。
朝日池に到着しましたが、思ったよりも水が少なかったです。
所々に水面はありましたが、カンムリカイツブリやサギ類を見かけるのみでした。
そんな水場にはバス釣りの人々が集まり、とてもカモ類が過ごせる様子はありません。
池の中央には、ダイサギ、チュウサギ、アオサギが群れていました。
ついでに、朝日池の近くにある鵜ノ池にも足を向けました。
先程とは異なり、水をたたえた鵜ノ池にはカモ類の姿があります。
遠くて詳細は分かりませんでしたが、オナガガモが数多く確認できました。
他には、キンクロハジロ、ハシビロガモ、カルガモ、カイツブリの姿もあります。
冬に向けて、徐々に数を増していくのでしょう。
そんな鵜ノ池でカモの観察をしていると、空が騒がしくなりました。
南の方角から、何かの群れが近付いてきます。
マガンでした。
思い返してみると、昨年も同じ時期に観察しています。
ざっと数えてみると、100羽は超えていました。
上空を旋回しながら、徐々に高度を下げてきます。
画像には、レンズの汚れの様なモノがたくさん写ってしまいます。
池の上にはたくさんのトンボが飛んでいたため、その影響です。
…もしかしたら、本当のレンズの汚れも混じっているかもしれません。
マガンは嘴基部の白色と腹部に黒い横斑が特徴です。
この群れの中には、その特徴が目立たない個体も数多くいました。
幼鳥なのでしょう。
最終的に、先程のカモの群れから少し離れた場所に着水しました。
少し遅れて、小さな群れが次々と加わります。
皆、大きな声で鳴き交わしながら過ごしていました。
日中、マガンたちは田圃などで採餌します。
この地域の田圃は、既に稲刈りがほとんど終わっていました。
マガンたちは、そういった時期をきちんと見越して飛来しているのかもしれません。
マガンの群れには、稀にカリガネという類似種が混じる事があるそうです。
体はやや小柄で、嘴がピンク色と黄色いアイリングをしているのだとか。
頑張って探してみましたが、残念ながら見つかりません。
今季こそ、見つけられる事を願っています。