秋めいてきた雑草の間から(トウネン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先週末の事です。

台風14号が接近中でしたが、市内は快晴でした。

 

 

もちろん、いつもの海岸に散策に出かけました。

鉄柵の上に、珍しくスズメたちが群れているのを見つけます。

ほとんどの個体の嘴は、基部が黄色いので今年生まれた若鳥たちでしょう。

スズメは、冬に向けて若鳥だけで群れるそうです。

 

 

 

その傍では、カワラヒワが雑草の種を啄んでいました。

羽が感じから、カワラヒワも若鳥だと思います。

そういえば、ここは数日前にアリスイを見つけた場所でした。

無事、旅立っていると良いのですが…

 

 

 

浜辺に近い岸壁に、1羽のトウネンを見つけました。

岸壁の上を歩いていたので、私の足元に近い場所です。

10mもない距離でしたが、逃げる様子はありません。

 

 

 

しばらくすると、浜辺に降りて餌を探し始めました。

トウネンを見下ろす形での観察になります。

 

 

 

秋に向けて、雑草も徐々に色づき始めていました。

そんな秋めいてきた雑草の間からの撮影です。

トウネンは、乾燥した藻の中の小動物を探しているようでした。

 

 

 

トウネンが雑草の中に隠れてしまいました。

その場を離れて、テトラポットまで行きます。

この場所の主、ササゴイが陣取っていました。

 

 

 

ササゴイは夏鳥ですが、そろそろ移動する時期になりました。

実際、この日以降、ササゴイを見かけません。

また来年の初夏に戻ってくるのを楽しみにしています。