7月末、真夏の瓢湖でカワセミを探しました。
ハスの花と一緒に写真を撮る、いわゆる「ハスカワ」が目的です。
例年通り、湖岸ではハスの花も咲き始めていました。
訪問した時期にもよるのでしょうが、昨年よりもハスの数が少ない印象です。
水面には水草(ヒシ?)がたくさん生えており、ハスと競合しているようでした。
外来種のスイレンが大繁殖して生態系を乱し、問題となっている地域もあります。
外来種の問題は、野鳥(ガビチョウetc.)や昆虫(ヒアリetc.)だけではありません。
また、カワセミを狙う野鳥撮影にとっても、水草は厄介者です。
カワセミが餌を探す水面が少なくなってしまうため、撮影ポイントを探すのも大変です。
瓢湖ではカワセミが好む場所が決まっているので、それほど苦労はありませんが…
この日も、数名のカメラマンが三脚を立てて、スタンバイしていました。
彼らと簡単な挨拶を交わした後、木の陰に隠れるようにして少しだけ待ってみます。
私は手持ち撮影なので、普段はフラフラと散して野鳥を探すスタイルです。
水分補給をしながら待っていると、15分程でカワセミ♂の姿を見つけました。
少し黒っぽく、スリムだったので、若鳥かもしれません。
少し遠いのですが、ハスの蕾に止まる姿を撮影できました。
下方を見つめているので、餌を狙っているのでしょう。
さっと飛び込んだかと思うと、近くの茂みの奥に去ってしまいました。
狩りが成功したのか否かは分かりません。
その後、待てども待てども、なかなか姿を現してくれません。
待つのに飽きてしまい、周辺の散策をします。
3週間ほど前に比べて、野鳥の数は少なく感じました。
既に子育てが終わり、暑さを避けて過ごしているかもしれません。
同じ場所に戻ってくると、再びカワセミの撮影のチャンスが訪れました。
ハスの蕾に止まってくれます。
長く止まってくれたので、位置を変えて撮影しました。
先程と同じ個体のようですが、今回はサービス満点です。
しばらくの後、撮った画像を確認しているうちに飛び去ってしまいました。
その場所の近くでも異なる個体を見つけました。
カワセミ♀です。
この個体は日陰なる小枝で休んでいたため、ハスとは距離がありました。
目の前で咲いていたハスの花を前ボケにしてみますが、思ったように撮れません。
イメージ通りの写真を撮影するのは、難しいですね。
ともあれ、目的のハスカワを撮る事が出来ました。
暑さのピークを迎えるお昼前に、退散する事にします。
地元の池でもハスが咲き始めているはずです。
機会を見つけて撮影の練習をしたいと思いました。