雄山を登る(    ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

【注意】

今回は、野鳥は全く関係ありません。

また、備忘録代わりなので長文になります。

 

 

富士山  富士山  富士山  富士山  富士山  富士山  富士山  富士山  富士山

 

 

立山室堂へ1泊2日の旅行に行きました。

目的は、ライチョウと雄山登山です。

 

 

2日目、雄山の登山に挑戦しました。

6時30分に朝食を済ませ、準備を整えます。

前日、宿にお願いしていたお弁当もリュックに詰め込みます。

泊まった宿の御厚意で、始発バスが来るよりも前に室堂まで送って頂きました。

 

 

室堂ターミナルでは、登山に必要のない荷物をコインロッカーに預けます。

野鳥撮影用に持ってきた望遠レンズやミラーレスとも、暫しのお別れです。

この日の相棒は、セカンドカメラの PowerShot SX70 HS になりました。

軽くて扱いやすく、首から下げても登山の邪魔になりません。

 

 

登山中の飲用水として、700mlの水筒と500mlペットボトル3本を用意しました。

自宅から、「サントリー 北アルプスの天然水」を持参したのですが…

実は、室生堂ターミナルの傍には湧き水が出ている場所があります。

ここならば、「北アルプスの天然水」が汲み放題です。

とても冷たくて美味しいので、この2日間はこの湧き水のお世話になりっぱなしでした。

 

 

 

午前8時、いよいよ登山開始です。

ちなみに、登山開始地点の標高は2450mで、山頂の標高は3003mです。

標高差が500m程度なので、初心者でも登れる山なのだそうです。

 

 

この日も朝から快晴でした。

日差しが強く、日焼け止めとサングラスが欠かせません。

始めは、なだらかな雪道を登っていきます。

アイゼンやストックは持っていませんでしたが、道はハッキリしているので苦も無く歩けます。

 

 

 

1時間ほど登ると、一ノ越(標高2705m)に着きました。

ここから見る景色も美しかったのですが、画像は頂上までお預けにします。

残る道のりを見上げてみると、尾根伝いに岩場を登る道でした。

 

 

 

登りやすいように整備はされているものの、なかなかの岩場でした。

登りは赤い矢印、下りは黄色い矢印に従って進みます。

空気が薄いせいか、何度も休んで息を整えながら登りました。

 

 

 

所々に咲いていた、高山植物の花が癒しになりました。

下の黄色い花は、ミヤマキンバイです。

 

 

 

10時20分、頂上に辿り着きました。

写真を撮りながらだと、後で時間の確認がしやすいですね。

画像左側には社務所が、鳥居の先に雄山神社峰本社があります。

鳥居の先は神域ですが、自由に参拝が可能でした。

 

 

 

雄山神社の脇に、プレートがありました。

せっかくなので、ここでも1枚パシャリ。

標高3003mに到達です。

 

 

 

東側(長野県側)をパノラマモードで撮影してみました。

残念ながら、現場の景色の方が10倍(当人比)も雄大です。

 

 

 

西側(富山県側)の景色が最高でした。

右奥には、まだ雪の残る大日三山がハッキリと見えます。

中央の池がミクリガ池、その左にある米粒みたいな赤い屋根が室堂ターミナルです。

右側には、硫黄を含んだガスが立ち込める地獄谷も確認できました。

 

 

こんな距離を歩いて来たのかと思うと、感慨深いです。

こんな距離を歩いて帰るのかと思うと、暗澹たる思いです。

 

 

この後、社務所で御朱印を頂きます。

全国一ノ宮(106社)の87社目になりました。

 

社務所では、他にも様々な物が並んでいました。

お守りやお札はもちろんのことですが、ピンバッジや金剛杖、カップ麺やお湯(!)もあります。

ちなみにカップ麺は700円(お湯付き)、お湯のみは500円でした。

 

 

昼食時なので、社務所の外では食事をとる人たちがいました。

携帯コンロでお湯を沸かし、カップ麺を食べている人もいます。

…とても美味しそうです。

私も宿で作って頂いたお弁当を食べることにしました。

 

 

 

少し塩っぽいですが、たくさん汗をかいた身体に染み入ります。

朝に汲んできた湧き水とともに、美味しく頂きました。

 

 

十分に景色を堪能し、体を休めた後、11時30分頃に下山を開始します。

登りに比べて、下りはかなり楽でした。

それでも、岩場を降りる時は神経を使います。

転ばないように、石や岩を崩さないように、勢いをつけて膝に負担をかけないように。。。

 

 

黙々と歩くこと1時間30分。

登り道に比べて下り道はとても楽です。。

山の麓にある雪道だけが、滑りやすくて要注意でした。

13時10分、下山を終えます。

 

 

振り返ってみると、雄山の山頂には雲がかかっていました。

下山開始時点では天気は良かったのですが。。。

 

 

 

室堂ターミナルに着く頃には大粒の雨が降ってきて、瞬く間に大雨になります。

レインウェアは準備してましたが、バケツをひっくり返したような勢いの雨に効果は期待できません。

無事に目的を達成できたので、14時のバスで帰る事にしました。

室堂は大雨でしたが、バスで1時間ほどの美女平に着くと、晴天です。

山の天気は分かりません。

 

 

今回、ライチョウの観察と雄山の登山を達成しました。

1日目はライチョウとの出会いに、2日目は山頂からの景色に感動しました。

次回は、ホシガラスなどの高山帯の野鳥や、冬羽のライチョウを観察してみたいです。

紅葉の時期も景色が美しいようなので、いつか再び挑戦したいと思いました。