6月下旬の事です。
市内の貯水池に立ち寄りました。
この池では、毎年1~2組のカイツブリが子育てをしています。
今年も、そろそろ雛が孵った頃かもしれないと思い、訪問してみました。
用事のついでだったので、サブカメラ(PowerShot SX70 HS)での撮影です。
池に到着早々、「クルルルル~」と、カイツブリの鳴き声がします。
水辺に生えていた葦の傍で、雛鳥3羽と親鳥1羽の家族を見つけました。
かなり距離はありましたが、気付かれてしまったようです。
こちらを警戒しながら、葦原の中へ隠れてしまいました。
池の中央付近にも、別のカイツブリの家族がいました。
今年も、少なくとも2組の家族が繁殖しているようです。
少し場所を変えて、池の中央にいたカイツブリの家族を観察します。
観察場所が木の陰に隠れる場所だったので、天然のブラインドになってくれました。
親鳥がエビ(ヌマエビ?)を捕まえ、雛鳥に与えようとしています。
雛鳥たちは、争いながら親鳥に餌をおねだりしていました。
無事、1羽の雛鳥が餌にありつけました。
この時期、親鳥は餌集めに大忙しです。
~おまけ~
貯水池の駐車場の傍で、1羽のヒヨドリを見つけました。
鮮やかな赤い実を、嘴に咥えています。
最初、ヤマモモかと思いましたが、葉っぱや実の付き方が異なります。
そういえば、新潟県ではヤマモモの樹を見かけた事がありません。
帰宅後に調べてみると、コウゾの実でした。
コウゾはクワ科の植物で、その樹皮は繊維に富み、和紙の原料としても利用されます。
人間にはクワの実ほど美味しくはないそうですが、ヒヨドリにとっては御馳走なのでしょう。
美味しそうに頬張っていました。