小さな、海辺の旅鳥(トウネン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

5月19日の事です。

市内の海岸に散策に行きました。

 

 

初春の頃に比べて、干潮時の潮位が高くなった気がします。

海から現れる岩場や浜辺の範囲が狭くなりました。

訪れる時間帯によっても異なるのだと思いますが。

 

 

そんな浜辺の一画で、シロチドリを見つけました。

周囲を警戒しながら歩き、早々に飛び去ってしまいます。

 

 

 

シロチドリの飛んで行った先には、コチドリもいました。

彼らは海岸散策における定番のチドリ類2種です。

 

 

 

いつもとは異なるチドリもいました。

夏羽のトウネンです。

 

 

 

赤っぽい上体が特徴的です。

全部で2羽でしたが、距離をとりながら餌を探していました。

打ち上げられた海藻の中には、小さな生き物が潜んでいるのでしょう。

小さな嘴で、器用に取り出していました。

 

 

 

この海岸では、しばらく前までハマシギの群れがいました。

しかし、最近はその姿を見かけません。

そういえば、いつも餌を探していた岩場が、潮の満ち引きのために海に沈んでいます。

新たな餌場を求めつつ、北へ移動しているのでしょう。

海辺の旅鳥の姿が、徐々に少なくなってきました。