食料の確保(カケス) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

5月半ばの戸隠森林植物園での野鳥散策です(2回目)。

 

 

園内にはミズバショウが数多く咲いていました。

この時期、ミズバショウを観に訪れる方々も多いようです。

白いミズバショウに負けず劣らず、黄色いリュウキンカも咲き乱れていました。

 

 

 

植物園内の木道の一部が、大雪や経年劣化のために改修中でした。

昨年散策した道が、立ち入り禁止となっている場所も多く、戸惑います。

 

 

そんな散策路で、突然ゴジュウカラが目の前に降り立ちました。

逃げる蛾を追いかけて、周囲(私)を気にせず飛び回ります。

 

 

 

距離は5mくらいでした。

樹の幹だけではなく、苔むした岩場も器用に歩き回ります。

 

 

 

最終的に、逃げていた蛾はゴジュウカラの嘴の奥に消えました。

苔の上には、千切れた翅だけが残ります。

 

 

 

森林の中を散策中、カラスに似た濁った声が頭上から聴こえました。

カケスです。

 

 

 

いつもはすぐに飛び去ってしまうカケスですが、この日はサービスをしてくれました。

しばらく眺めていると、近くの松の樹の根元に降りてきます。

何かを探しているようでした。

 

 

 

土の中からドングリを掘り出し、樹の上に運んで食べ始めました。

 

 

 

この周囲にはドングリの生る樹はなかったので、カケス自身が貯食していた可能性があります。

生態に詳しくはないのですが、冬用に限らず食料を保管するのかもしれません。

久し振りに、カケスを間近で観察できました。