5月半ばの事です。
性懲りもなく、戸隠に探鳥に行きました。
目的はコルリです。
「今年こそは!」と、意地でも出会うつもりでした。
いつものように、戸隠森林植物園には早朝到着します。
この日は、駐車場の傍で囀るノジコを早々に見つけました。
アオジに似るノジコですが、白いアイリングが特徴です。
枝被りですが、幸先の良い出会いでした。
もちろん、アオジにも出会いました。
藪の中に潜む以外にも、小枝の上で鳴く姿をよく見かけます。
ノジコとは異なる囀りで、耳を楽しませてくれました。
水辺では、「キュルルルル」という特徴的な鳴き声もします。
入り口正面のみどり池では、2羽のカイツブリが営巣していました。
池の中央、とても目立つ場所に夫婦で協力しながら浮き巣を作りようです。
無事に完成したら、産卵して卵を温めるはずです。
あまりにも目立つので、外敵に見つからないか心配になります。
それでも、無事に孵化したら、子育てのシーンを観察できるかもしれません。
今後の楽しみです。
園内ではミソサザイに何度も出会いました。
木道の杭の上や、倒木の枝先で、力いっぱいに鳴いています。
良く通る囀りは、いつ聴いても生命力に満ち溢れていました。
この日も、沢山の野鳥に出会いました。
戸隠での散策の記録を、4回に分けて載せたいと思います。