咥えて、加えて。(イソヒヨドリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

市内の海岸を散策中の事です。

久し振りにイソヒヨドリ♀に会いました。

 

 

岩場の陰から、突然目の前に現れました。

フナムシを捕まえるのに夢中のようです。

こちらには気付いていないようでした。

 

 

 

獲物を飲み込んだ後に、ようやく私の存在に気付いたようです。

こちらを振り返り、レンズ越しにしばらく見つめ合った後、飛び去りました。

 

 

 

同じ日の散策中、再びイソヒヨドリ♀が目の前にやって来ました。

浜辺の傍の階段に座って夕日を眺めていたら、今度は後方から突然現れます。

たくさんの蛾を、嘴に「咥えて」いました。

何羽も捕まえていたので、嘴に「加えて」いたとも言えます。

 

 

 

すぐに食べないという事は、雛の餌なのかもしれません。

それにしても、嘴に咥えたまま、なおも餌を獲るとはスゴ技です。

 

 

 

以前、ヒバリが雛の大きさに応じて餌の種類を変えていたのを思い出しました。

フナムシよりも蛾の方が、雛にとって消化しやすいのかもしれません。

親鳥は、きちんと考えて餌を獲っているのだと思います。