特徴のある頭部(センダイムシクイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

4月25日の早朝の事です。

出勤前に、いつもの自然公園に立ち寄りました。

 

 

散策路ではキビタキの囀りを聴くことが出来ましたが、なかなか姿を見ることが出来ません。

声のする場所が複数あるので、少なくとも2羽は来てくれているようでした。

 

 

公園内では、他にも様々な野鳥を見つけることが出来ます。

葉が茂り始めた桜の樹には、アオジが潜んでいました。

最近、数羽が群れているのを見る事が出来ます。

 

 

 

別の場所で、久し振りにイカルの姿も見つけました。

以前から園内で声はしていたので、「やっぱりいた」という思いです。

あいにく、愛想のない個体だったらしく、早々に飛び去ってしまいました。

 

 

 

モミジの樹では、ムシクイ類を見つけました。

ムシクイ類は似ている種が多いので、判別が困難です。

ウグイスとの違いをようやく理解した程度なので、自信を持って紹介できません。

 

 

 

おそらくは、以前から見かけていたセンダイムシクイだと判断しました。

下嘴が橙黄色で、頭頂部に頭央線という白い線がある(個体差があります)のが特徴です。

「チョイチョイ、グィー!」と鳴くので、鳴き声も覚えやすいです。

因みに、聞きなしは「焼酎一杯、ぐぃー」です。

 

 

 

お尻を向けた瞬間をパシャリ。

頭部にうっすらと白い線が見えます。

 

 

 

野鳥の頭部といえば、この日の散策で不思議な野鳥を見つけました。

後頭部のまとまって毛が抜けているスズメです。

 

 

 

何かに襲われてしまったのかもと思いましたが、ただ単に換羽中なのかもしれません。

これからの季節は寒さを気にする必要はありませんが、何となく頭が寂しそうです。

 

 

 

頭部の毛・・・、他人事とは思えません。