春の陽気に誘われ、市内の水源地に行った時の事です。
ダム湖を一周するような散策路で、野鳥を探しました。
桜の樹の傍にある、小さな水場では沢山のオタマジャクシが泳いでいました。
水面に落ちた花びらを食べているようにも見えます。
茂みの中にはアオジが隠れていました。
警戒心が強く、動きも素早いので、なかなか姿を見せてくれません。
何度目かの試行錯誤の結果、枝被りの1枚の撮影に成功しました。
開けた場所には、ジョウビタキ♀が残っていました。
アオジと同様に、何故か枝被りの1枚しか撮影できません。
しかも、逆光気味…
木の上では、コサメビタキらしき小鳥が囀っていました。
位置を変えて撮影を試みますが、なかなか好ポイントが見つかりません。
こちらも…、枝被りです。
散策路では、時折、綺麗な蝶が舞っていました。
「春の女神」と呼ばれる、ギフチョウです。
前翅外縁の黄色帯が一番上でずれて、後翅外縁が橙色なのが特徴の可愛い蝶です。
疲れてしまったのか、何もない道の上で休んでいるところを撮影出来ました。
散策中、目の前の枝に突然飛び出てきたメジロもいました。
桜と撮る事が多かった最近は、桜の樹以外の場所で見かけると新鮮な感じがします。
オオルリやイカルの鳴き声も聞こえたのですが、姿を見る事が出来ません。
好条件の撮影には恵まれませんでしたが、春らしい雰囲気の散歩になりました。
今後はもっと暖かくなってくるので、花木や昆虫なども増えてくる事でしょう。
タオルや虫除けスプレーも必需品になります。