夏鳥が来る前に(ジョウビタキ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

昨日、4月1日の事です。

薄曇り中、早朝に市内へ野鳥散策に出かけました。

いつも行く自然公園では、ソメイヨシノが蕾の状態でした。

もうそろそろ開花しそうです。

 

 

公園の駐車場の入り口で、オレンジ色の小鳥を見かけました。

車を降りた後に探しますが、ホオジロやカシラダカを見つけるのみでした。

ヤマガラだったのかなと思いながら、園内の散策を終えて帰宅する直前の事です。

「ヒッヒッヒッ」と、ヒタキ類の声がしました。

声のする方へ、ゆっくりと歩いていくと・・・いました!

 

 

 

ジョウビタキ♂です。

市内では、確か昨年の晩秋頃に出会って以来のはずです。

池の傍にある、木製の杭の上で囀っていました。

 

 

苔むす岩の上で、上空を警戒しています。

尾羽の黒色部分が短いので、生え換わりの最中なのかもしれません。

 

 

地面に降りて、正面を向いてくれました。

大地の妖精のようです。

 

 

食欲も旺盛でした。

芋虫のようなものを捕らえています。

 

 

彼方此方を飛び回ります。

石垣でもポーズをとってくれました。

 

 

散歩者が少なかったこともあり、ゆっくりと観察が出来ました。

人馴れしているのか、静かに眺めているとアチラから近付いてきます。

残念ながら♀の姿は見えませんでしたが、嬉しい出会いでした。

 

 

市内では、ジョウビタキを真冬に見かける事は殆どありません。

雪が融け切った後、春間近のタイミングでの目撃が多い気がします。

 

 

もう1~2ヶ月すると、今度は夏鳥の時期。

野鳥も、野鳥好きも忙しい時期になります。