枯れ木の上で(ノスリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

2月13日の事です。

新潟県新潟市にある、佐潟公園に行きました。

ここはラムサール条約登録湿地で、水鳥の宝庫です。

様々な水鳥との出会いを期待していました。

しかし、途中で寄り道をしてしまい、到着したのは15時頃になってしまいました。

久し振りの市外だったので、寺泊港の他、国上寺・弥彦神社にお参りした失敗だったのかも。

 

 

お昼過ぎだと、水面にはマガモやコガモくらいしかいませんでした。

それも、かなり遠い場所・・・

しかも、「まん延防止等重点措置」のために佐潟水鳥・湿地センターは閉館中…

気を取り直して、佐潟の周囲を散策する事にしました。

 

 

散策路の入り口に、ノスリの姿を見つけました。

猛禽にしては、まん丸の姿が凛々しくも可愛いです。

 

 

 

すぐに飛んでしまいましたが、代わりに葦原に潜んでいたスズメの群れに出会います。

どうやら、ノスリから隠れていたようでした。

 

 

 

かなり多くの数が隠れているようでしたが、カメラの前に出てきてくれたのは数羽でした。

オオジュリンなどが混じっていないか確認しましたが、空振りでした。

 

 

 

散策路をさらに進んでみましたが、ほとんど野鳥には出会えません。

長時間、ひたすら歩くだけなのには参りました。

重いレンズが恨めしいです。

 

 

ようやく、折り返し地点に到着しました。

遠くの枯れ木に、再びノスリを見つけます。

 

 

 

傍の葦原に降下したので、狩りのタイミングに巡り合えたのかもしれません。

しばらく待っていると、また戻ってきました。

 

 

 

どうやら、狩りは失敗だったようです。

枯れ木の上で、下方を睨みながら、獲物を待ち構えていました。

改めて見ると、ノスリは枯れ木の一部と化しています。

 

次の狩りを観察したかったのですが、日暮れが近づいています。

これから、同じ距離を歩いて帰らなければなりません。

退散する事にしました。