振り返れば、漂着物の中に(ツグミ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先週末、市内の海岸に散策に出かけた時の事です。

 

比較的穏やかな防波堤の内側で、数羽のヒドリガモの群れが休んでいました。

少し離れた場所に1組の番を見つけ、カメラを向けたところ…

 

 

こちらは、アメリカヒドリ♂でした。

♀の方は、おそらくヒドリガモです。

ヒドリガモ♀とアメリカヒドリ♀の見分けは、当然のことながら私にはできません^^;

日本では、アメリカヒドリを番で見かけることは殆どないそうです(日本のカモ識別図鑑より)

 

 

少し離れた防波堤に、イソヒヨドリの♂を見つけました。

ツートンカラーが綺麗ですが、もう少し日の光が欲しいところです。

傍にやって来た、ハクセキレイを追い回していました。

 

 

 

そんな光景を眺めていたところ、真後ろから鳴き声がします。

振り返ると、ゴミゴミした漂着物の中でツグミが佇んでいました。

 

 

 

漂着した海藻や網を踏み越えて、餌を探しているようでした。

定番の、「だるまさんが転んだ」ウォークで、緩急をつけて歩き回ります。

変な物を食べてしまわないか、心配です。

 

 

 

何事もなく採餌を終えて、防波堤の方向へ飛び去って行きます。

途中、イソヒヨドリとハクセキレイとで三つ巴の喧嘩をしている場面もありました。

 

海辺でツグミを見たのは初めてでしたが、山側の積雪が多かった事が関係しているのかもしれません。

同じ季節、同じ場所でも、天候によって観察できる野鳥が異なりますね。