白い景色に白い羽(カモメ類) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先週末、市内の海岸に散策に行った時の事です。

少し晴れ間があるからと、海ガモを期待していました。

ですが、海岸に最も近い駐車場が雪に埋もれています。

ゴリゴリと車底を擦りながら駐車することになりました。

 

開始直前から嫌な予感がします。

浜辺に出ようとして、真っ白な景色に足が止まりました。

 

 

 

浜辺はとても静かで、散策する人の姿も足跡もありません。

普段は漂着物でゴミゴミしていますが、ほとんどが雪に埋もれて雪原と化していました。

沖合のテトラポッドにぶつかる波も高く、鳥の影も見あたりません。

・・・撤収です。

 

 

海岸沿いを車で走っていると、カモメの群れを見つける事が出来ました。

風も強く、車で接近できる場所でしたので、車ごとゆっくりと近付きます。

 

 

驚かしてしまいましたが、早々に戻ってきてくれました。

そのまま、車の窓から観察を続けます。

セグロカモメ、オオセグロカメ、ウミネコで混成された群れのようでした。

成鳥と若鳥も混じっています。

 

 

中央にいるのはオオセグロカモメ(大型、上面の灰色が強く、足の赤みが強い)。

右側にいるのはセグロカモメ(大型、上面の灰色がオオセグロカモメよりも薄く、足の赤みも淡い)。

左側にいるのは、ウミネコの幼鳥(中型、全体がチョコレート色、くちばしの先が黒く、足が黄色っぽい)。

周囲にいるのは、オオセグロカモメかセグロカモメの幼鳥(全体がチョコレート色、嘴が黒)。

・・・だと思いますが、カモメ類は判別が難しいので間違っていたら、ごめんなさい。

 

 

オオセグロカモメ(多分)。

 

セグロカモメ(多分)。

 

 

「日本のカモメ識別図鑑」を参考にしていますが、カモメ類の判別は難易度が高いです。

観察中、他とは様子が異なるカモメ類が2羽いました。

 

 

1羽目は、中型で、嘴の先が少し黒く、足は黄色、目が暗い赤色のカモメ類です。

もしかするとカモメの成鳥(冬羽→夏羽)かもしれないかな、と思っています。

実は、カモメを見た事がありません。

 

 

 

2羽目は、大型で全身が白っぽい個体です。

 

 

 

胴体は褐色味を帯びていました。

野鳥図鑑を参考にすると、白っぽいカモメはシロカモメやワシカモメを疑います。

個人的には、シロカモメの第2回冬羽と考えています。。。

より詳しく調べてみると、カモメ類にも交雑種や色彩異常もあるそうです。

そろそろ混乱してきたので、種の同定は諦める事にしました。

 

いつか改めて見返してみた時、今よりも習熟していたいと思います。

 

 

  【注】 カモメ類の判別に自信がありません、誤りがありましたら御指摘ください。