年末に実家に戻った時の話です。
ちょっとした時間を使い、実家の傍を流れる川へ鳥見に行きました。
徒歩で5分とかからない距離です。
日暮れが近かったので、いささか暗かったのが残念でした。
それでも、河原で数種の野鳥を見つけます。
コチドリです。
コチドリに特徴的なアイリングは、冬羽だと目立たないそうです。
私の地元では冬季に見かける事がないので、珍しいと感じました。
コチドリの傍に、他のシギチがいました。
イソシギです。
冷たい水に足を付けながら、一生懸命に餌を探していました。
他にも、セグロセキレイやハシボソガラスなどを見つけます。
「ピーッ」という鳴き声とともに、カワセミも現れました。
真冬には氷点下まで気温が下がりますが、流れの絶えない川なので、川面は凍りません。
カワセミにとっては、大切な狩り場なのでしょう。
私が小さい頃、父親にねだって川釣りに来た事が何度もありました。
ほとんど連れた事がありませんでしたが、とてもドキドキしながら竿を握っていた事を覚えています。
その頃は、川に生活排水が流れ込むため、ヘドロなどで汚れていました。
今思うと、凄い場所で釣りをしていたものです。
現在は下水の整備が進み、非常に綺麗な川に生まれ変わりました。
小魚も増え、夏には川遊びをする子供達で賑わいます。
私の子供も、この川で沢山遊ばせてもらいました。
次の世代に、大切な自然環境を残していきたいものです。