悴む、手と心(オオセグロカモメ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

雨の合間を縫って、市内の海岸に散策しに行きました。

冬の天気は、強く吹き荒れる風の影響で目まぐるしく変わります。

市内が雨雲に覆われても、時に晴れ間をのぞかせてくれる事があります。

 

 

人気のない砂浜には、数羽のハシボソガラスが漂着物の中で餌を探していました。

丸々と太っているように見えますが、寒さ対策で羽毛を膨らませているのだと思います。

 

 

 

防波堤に留まっていたカワウが、時折思い出したかのように1羽ずつ通り過ぎていきます。

 

 

 

波の穏やかな防波堤の内側で、ウミネコの群れを見つけました。

よく見ると、1羽だけ異なる種が混じっています。

 

 

 

右端にいるのは、オオセグロカモメでした。

ウミネコよりも1回り大きく、翼の色が濃いため、見分けがつきます。

カモメ類同士、仲が良さそうに見えました。

もっとも、餌を前にしたら争う事もあるのかもしれません。

 

 

 

この他、ダイサギ、トビ、ヒドリガモ等も見つけました。

望遠カメラを構えて撮影を試みますが、より強く吹いていた風の影響で手振れがひどくなります。

なかなか、ピントを合わせられません。

構えている両手も悴(かじか)んできました。

野鳥観察&撮影を続ける心も悴んできたので、短時間で撤収する事にしました。

 

 

冬場の散策は大変です。

それでも、珍しい野鳥に出会えるのではないかという期待を抱き、適度に続けています。

運動不足の解消も兼ねて。