喉の色について(キセキレイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

小雪の振る中、市内の自然公園に行きました。

冷え込みが強い朝でしたので、園内は人気もなく、とても静かでした。

野鳥達も活動的ではなかったのか、たまにヒヨドリの鳴き声が聴こえるくらいでした。

 

 

園内には柿の実が少しだけ生っていました。

今年は、園内の柿の実の数が少ない印象です。

野鳥を待ってみましたが、なかなか現れません。

寒くて凍えそうなので、場所を変える事にしました。

 

 

園内を流れる人工の小川で、動く影を見つけます。

慎重に近付いてみると、黄色い尾部が確認できました。

キセキレイです。

 

 

 

 

この小川では、普段はハクセキレイやセグロセキレイが中心でした。

冬季にはキセキレイの姿も見る事が出来ます。

 

 

 

小川の周囲で餌を探しているようでした。

尾羽を上下に動かしながら、せわしなく歩いています。

 

 

 

背景が暗いと、降り落ちる雪(霙)も映り込みます。

小川の周囲には、薄っすらと雪が積もっている所もあります。

 

 

 

キセキレイの♂と♀の見分けは、喉の色です。

白いのは♀、黒いのは♂なのだとか。

気のせいかもしれませんが、私が出会うキセキレイは、夏は♂、冬は♀が多いです。

 

 

・・・気になって調べてみたら、キセキレイの冬羽は、♂と♀のどちらも喉が白いのだそうです。

なるほど、冬季に喉の黒い個体に出会わないわけです。

私の所持する野鳥図鑑には載っていなかったので、気付きませんでした。

 

 

本格的に雪が降り始めると、歩く場所に困ります。

野鳥にとっても同じで、雪の積もっていない場所で見かけやすくなります。

これからの季節は雪の積もっていない場所を中心に探鳥するのが良いのでしょう。

もっとも、昨年はそうした場所に辿り着く前に、凄い積雪で進めなくなりましたが。