昨夜から、外は吹雪いています。
私の住む地域は海に近いため、海からの風が強く、風音が凄いです。
風に飛ばされるため、雪はあまり積もっていません。
しかし、横殴りの風に乗った雪が、びゅんびゅんと舞っています。
先日、上越市朝日池で野鳥観察を行ないました。
池にはマガモ、マガン、オオヒシクイ、コハクチョウが群れています。
時折、オオバン、コガモ、オナガガモ、ホシハジロなども見かけました。
珍しいカモ類としては、ミコアイサ(今季初見)やカワアイサもいました。
よく見ると、池の対岸には30羽を超えるタゲリの姿もあります。
但し、池の畔から遠いのが難点です。
比較的近くに居た、オオヒシクイを観察しました。
なにやら、嘴の中に含んでいるようです。
モグモグタイムでした。
黒い物体を何回も食んでいます。
池の底から拾い上げた物の様でした。
ポロリとその物体を落としますが、まだモグモグしていました。
どうやら、植物の実の皮を剥いたようです。
剥いた皮の形を見て、ヒシの実だと思いました。
ヒシの実は、忍者が使うマキビシにもなったという、踏むと痛い、刺々とした実です。
ヒシクイの和名の由来にもなっています。
皮を剥いたヒシの実は白いようです。
まだモグモグと食んでいました。
硬いのでしょうか?
味わっているのでしょうか?
ヒシクイがヒシの実を好むというのは知っていましたが、食べている姿を初めて見ました。
この池では、夏には蓮や菱が所狭しと繁殖します。
そうした植物たちのお陰で、こうしてオオヒシクイは糧を得る事が出来るのでしょう。
もしかして、オオヒシクイ等の排泄出物が次の季節の植物の栄養となっているのかもしれません。
朝日池に飛来する野鳥達は、大切な自然のサイクルの一部なのだと思います。