翼の色、その濃淡にて(セグロカモメ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先日、観光施設の傍で出会ったカモメ類の続きです。

浜辺でウミネコが群れていました。

成鳥の他、灰色がかった若鳥(第1回冬羽)もいました。

 

 

 

 

ここに居るのは、ウミネコばかりだと思っていましたが、1羽だけ異なる種を見つけました。

浅瀬に立っているコンクリート製の杭に降り立ち、下方を覗いています。

 

 

 

 

セグロカモメ(成鳥冬羽)です。

頭部と嘴がウミネコとは異なるので、容易に判別できます。

ゴマ塩頭で、下嘴の先が淡い赤色、足はピンク色です。

 

 

同じセグロカモメを、徐々に近付きながら撮りました。

砂浜には高低差があるため、見上げるような撮影になります。

最終的には空抜けになってしまいました。

 

 

 

 

改めてみると、眼つきと鋭い嘴が凶悪です。

突かれたら、痛そうです。

 

 

セグロカモメはオオセグロカモメに似ています。

大きさは「セグロ」は52~64㎝、「オオセグロ」は61~66㎝ですが、並ばないと分かりません。

私は、「セグロ」と「オオセグロ」の区別を単体では出来ません。

但し、ウミネコが傍にいれば、翼の色で比較ができます。

ウミネコと同等か淡ければ「セグロ」、濃ければと「オオセグロ」・・・のはずです。

観察機会はまだまだあるので、復習を繰り返そうと思います。