木々の中で(マヒワ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

11月6日の事です。

良い天気だったので、鳥見に行きました。

 

 

自然公園を散策中、芝生広場で賑やかな小鳥たちの声が聴こえます。

周囲を見渡しますが、姿が見えません。

声がする方向にはスギの木があり、どうやらその中に隠れているようです。

しばらく待っていると、木の天辺に1羽だけ現れました。

 

 

 

 

マヒワ♀です。

声が賑やかなので、スギの木の中にはもっと数がいるようでした。

マヒワは、スギ・ヒノキ・ハンノキなどの小さな実を好んで食べます。

この公園で見かけるマヒワは、この木がお気に入りのようでした。

毎年、同じ場所でよく見かけます。

 

 

スギの木の近くで、カワラヒワも見つけました。

最近、この自然公園ではカワラヒワの活動も盛んです。

 

 

 

 

なおも公園内を散策していると、水辺の傍で動く物を発見しました。

キセキレイです。

 

 

 

 

モミジの張り付いた岩の上で、餌を採っていました。

この水辺では、セキレイ類をよく見かけます。

ただ、残念なことに朝は日が当たりにくいため、薄暗くて撮影には不向きでした。

 

 

そんな暗がりの中で、「チャッ、チャッ、チャッ」と鳴き声が聴こえました。

ウグイスの笹鳴きです。

周囲の下草の傍を探しますが、姿が見えません。

・・・というか、耳を澄ますと笹鳴きは頭上から聴こえます。

 

 

 

 

モミジの中に潜んでいるのを見つけました。

暗い場所でしたので、ウグイスが背景の一部と化してしまいます。

紅葉に染まるモミジの方が主役になってしまいました。

 

 

帰り際、再びマヒワに出会いました。

今度はサクラの樹に群れており、枝被りになってしまいます。

右奥には♀よりも黄色っぽい♂がいました。

 

 

 

 

撮影しやすい場所を探しているうちに、飛び去ってしまいます。

それでも、この日はマヒワ・カワラヒワ・キセキレイといった黄色い鳥に恵まれました。