狩りの後も御注意(ミサゴ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先日、上越市の朝日池に立ち寄った時の事です。

池にはハクチョウをはじめ、様々なカモ類がいました。

マガンやオオヒシクイらしき姿も見かけます。

 

 

そんな池で「バシャン!」と、水音がしました。

遠くの水辺で、ミサゴが狩りをしていたようです。

こちらに向かってくるミサゴの足には、獲物がぶら下がっています。

 

 

 

 

両足でしっかりと魚を掴んでいました。

横から眺めると、自身の体と平行に持ち、空気抵抗を減らしている様に見えます。

かなりの大きさの獲物のようです。

ライギョでしょうか?

 

 

 

 

ミサゴはその場で旋回を始め、上昇気流にのって徐々に高度を上げていきます。

近場ではなく、遠くで食事をする気なのでしょうか?

私には、周囲に獲物を見せびらかしているかのように見えました。

 

 

ふと、ミサゴが不自然な動きをしました。

バランスを崩したようです。

たまたま撮った写真に面白い状況が写っていました。

ライギョが斜めの状態でぶら下がっています。

ライギョが暴れたのか、掴まえ直そうとしたのかはわかりません。

 

 

 

 

もう少しよく見ると、ミサゴの後方に白い液体が飛び散っていました。

上の画像では中央の左下に微かに写り込んでいます。

もしかすると、飛翔中にお漏らししてしまったのでしょうか。

 

「獲物を落としかけて、チビッてしまった」

 

そんな想像をしてしまいました。

獲物を捕らえた後も、油断は出来ませんね。