足跡の主(ハシボソガラス) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

海岸を散策していた時の事です。

砂浜に鮮明な足跡が続いていました。

 

 

 

 

時に、砂浜には様々な足跡が残っています。

靴の後、犬の足跡、カモメ類の足跡etc. 海風の波紋ですら跡になります。

軌跡を辿り、足跡の主がどう「在った」のかを想像するのも一興です。

海岸の散策での楽しみの一つだと思っています。

 

 

上の足跡の主は、すぐ近くに居ました。

 

 

 

 

ハシボソガラスです。

砂浜で餌を探していました。

漂流物に付着した貝の中身を食べているようです。

 

 

ハシボソガラスとハシブトガラスの歩き方には違いがあります。

ハシブトガラスはホッピング、ハシボソガラスはウォーキングです。

上記のハシボソガラスの歩き方だと、最初の画像のような軌跡が砂浜に残ります。

これがカモ類やカモメ類だと、水掻きがある分だけ足跡は大きくなります。

 

 

 

 

カラスの好きな食べ物に、クルミの実があります。

硬いコンクリートに上空から落としたり、車道で車に轢かせたりして、その硬い殻を割ります。

この時期、海辺にはクルミ(オニグルミ?)が数多く打ち上るので、そんな姿をよく目にしました。

賢いと思う以上に、クルミ(の中身)が好きなんだなと感心します。

 

 

そんなカラスの好きな食べ物が、浜辺に打ち上っていました。

ウニ(ムラサキウニ?)です。

 

 

 

 

まだ生きていて、長い棘を動かしていました。

放っておいても良いのですが、何となく可哀そうになって海に投げ返します。

しかし、波の影響で戻ってきてしまいそうでした。

このウニ(の中身)もカラスの大好物なので、そのうちカラスに捕獲されてしまうかもしれません。

それもまた、自然の摂理なのですが。。。

 

 

令和3年2月撮影。

 

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