才色兼備≒採食賢美(ハシボソガラス) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

8月12日は曇り空でした。

翌日以降は雨が続くようなので、海岸へ散策に出かけました。

 

いつもよりも釣り人は少ない気がしますが、海水浴客はそれなりにいました。

ただ、私が海岸散策する場所は海水浴には適さないため、影響は少なかったです。

川の河口付近であるため、浜辺には様々なものが打ちあがっています。

流木や野菜といった自然に還る物もあれば、空き缶やペットボトルといったゴミもあります。

風や水に流されてしまった物もあるのでしょうが、何とも言えない気持ちになります。

 

そんな浜辺で、カラスが何かを啄んでいるのを見つけました。

近付いてみると、鯉らしき大型の魚の死骸のようです。

大きな鱗が周囲に飛び散っていました。

 

 

凛々しい顔立ちのハシボソガラスでした。

よく見てみると羽だけ微妙に色合いが異なり、青~紫色がかっているようです。

いつもは黒つぶれしそうな条件での撮影なので、じっくり観察していませんでした。

改めて見てみると、美しいと感じ・・・られなくもないです。

これまでにイメージと足元に横たわる死骸が、美しさを邪魔してしまいます。

ここでは、いつも3羽が仲良く過ごしていますが、この日は1羽のみでした。

海水浴客の食べ物を狙いに行ってしまったのかもしれません。

 

 

こちらに気付いていたのだと思いますが、歩きながら離れて行きます。

その途中、クルミの実を見つけて、咥えたまま飛び去りました。

市内の車道では、クルミを割るカラスを見かける事が多いです。

上から落とす、車に轢かせる等の様々な方法を用いるカラスは、賢いと感心します。

そのうち、走行中の車に直接ぶつけてこない事を祈ります。