大きいの、小さいの(ハマシギ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

ユリカモメを見つけた海岸散策の続きです。

その日の朝は、他の鳥も空を舞っていました。

 

 

舞い降りた後になりますが、ミサゴが灯標に座しています。

後ろには薄っすらと佐渡島が見えますが、2つの島影が重なって見えます。

地元の人は、高い山を備えた「大佐渡(北側)」と、手前の「小佐渡(南側)」に分けて呼ぶそうです。

 

 

 

白鳥の大きな群れが、頭上を鳴きながら通過していきます。

 

 

 

低空を飛ぶオシドリの群れも見かけました。

市内の海岸で見かけるのは珍しいです。

・・・遠くて判別しにくいですが、オシドリ♂♀以外にも何か混じっている気がします。

 

 

 

そんな風に空に気をとられていたら、「ピリィー」と足元から鋭い鳴き声がしました。

事前に浜辺には鳥がいない事を確認していましたが、近くの草むらから3羽のシギ類が出てきました。

トウネン2羽(右奥に1羽)と、ひと回り大きいシギ(左手前)が1羽です。

 

 

 

 

多分、ハマシギです。

後に居るトウネンよりも嘴が長く、少しだけ下向きです。

夏羽から冬羽に移行中なのか、腹部には黒い斑点が確認できます。

 

 

 

 

周囲には、他にハマシギやトウネンはいないようでした。

小さなトウネンを引き連れる大きなハマシギは、生徒を引率する小学校の先生のようです。

この地域ではシギチが少ないため、体格の近いシギチが混群を形成しているのかもしれません。

シギチは皆仲良しだと思います。