別名は都鳥(ユリカモメ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

定期的に海岸散策を続けています。

朝は涼しさを通り越して肌寒く、心なしか釣り人の数も減っています。

シギチの数も徐々に減り、寂しさは否めません。

 

 

進行方向から向かってくるカモメ類がいました。

ウミネコだろうと思いながら、レンズを向けました。

 

 

 

ユリカモメ(冬羽)でした。

嘴と足が赤く、頬の黒色がチャームポイントです。

2羽のユリカモメが、薄っすらと見える佐渡島を背景に飛び交わしていました。

 

 

 

水面を気にしながら、ゆったりと飛んでいます。

嘴や足の赤色が薄く、羽に褐色部分、尾羽に黒色部分があるので、若鳥だと思います。

 

 

 

昨年の冬、市内の港で2羽のユリカモメを見かけました。

そのユリカモメは成鳥であったため、同じ個体ではないと思います。

この地域では、ユリカモメは比較的珍しいカモメ類です。

毎年、数羽が人知れず渡来しているのかもしれません。

 

 

 

浜に降りたユリカモメの視線の先には、釣り人が捨てたであろう干乾びたフグが落ちていました。

しばらく悩んだ後に、飛び去りました。

食べれるか否かを考えていたのでしょうか。

 

 

 

ユリカモメはウミネコよりも優しい顔つきをしています。

朝陽に照らされたユリカモメを、とても美しいと思いました。

 

 

古典文学に登場する「都鳥」は、ミヤコドリ(別名:ニンジン)ではなく本種を指すのだそうです。

古典に詳しくはないのですが、昔から知られている野鳥をこれからも大切にしたいです。

 

 

 うお座   うお座   うお座   うお座   うお座   うお座   うお座   うお座   うお座   うお座   うお座   うお座   うお座   うお座

 

 

この日、浜辺にはジェット天秤の他、複数のメタルジグが落ちていました。

捨てられたというよりも、根掛かりして放棄されたのでしょう。

潮の流れに乗って、打ち上げられたのだと思います。

もちろん回収の対象ですが、持ち歩いているビニール袋に入れると針で穴が開いてしまいます。

また、上着やズボンのポケットにも「根掛かり」してしまうため、厄介です。

手持ちカメラの邪魔にならないような、手軽に回収できる方法を模索中です。