既に到来(マガン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

10月2日の事です。

良い天気でしたので、朝から市内の海岸に繰り出しました。

トウネン、ウミネコ、カワウ、ダイサギetc.

いつもの面々が出迎えてくれます。

ササゴイはどうやら完全に移動してしまったみたいです。

9月18日に見かけたのが最後になりました。

 

 

続いて、市内の自然公園で散策を続けました。

園内に生えている柿の実が薄っすらと色付いてきました。

冬、ヒヨドリやメジロが食べにやって来るのが楽しみです。

 

 

 

広場ではイカルの声がしましたが、カラスによって追い払われてしまいました。

ヒヨドリの他にアカゲラの姿を見かけましたが、イマイチな写真が1枚撮れたのみで、飛び去ります。

何となく調子が出ません。

 

 

カモ類を期待して、朝日池に行くことにしました。

池には釣り人が数名、腰まで水に浸かりながら釣り竿を振っています。

他に、車窓からフィールドスコープを覗く人が1名いました。

同じ鳥見の人かもしれません。

 

 

 

水辺では、カンムリカイツブリの成鳥が出迎えてくれます。

この日、幼鳥は傍に居ませんでした。

 

 

池の中央では、前回と同様にカモ達のお尻が生えていました。

オナガガモだと思います。

 

 

 

マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オオバンetc.

前回も見かけたカモ類が、池の中央で夫々に群れていました。

秋風に吹かれながら、池をボンヤリと眺めていると、時折トビやカラスが上空を飛びます。

 

 

突然、池の中央が騒がしくなりました。

ハヤブサが来たのかと思って双眼鏡を覗くと、ひときわ大きなカモ類が集団で飛び立ちます。

 

 

 

マガンです。

嘴の色と形、腹部の横斑が特徴的なので、判別は容易です。

観察可能な範囲でも、30羽以上はいました。

猛禽類の姿は見えません。

何故、マガンが飛び立ったのかは分かりませんが、延々と飛んでいました。

 

 

 

 

マガン達は、長い間飛翔した後に池の奥まった場所に落ち着きました。

私のカメラは飛翔する鳥の撮影には向いていませんが、たくさん撮影出来ました。

 

 

冬にマガンを見る事はありましたが、この時期に見たのは初めてでした。

今回は観察できませんでしたが、オオヒシクイも既に来ているのかもしれません。

これから徐々に数を増やすのでしょう。

他のカモ類やカイツブリ類の飛来も楽しみです。