市内の自然公園を散策した時の事です。
「キーコキー」。
先日の散策時に聴こえた鳴き声の主、イカルをようやく見つける事が出来ました。
この日も、大きなプラタナスの中に止まっていました。
全部で4羽くらいはいるようですが、なかなか姿が見えません。
場所を変えながら、イカルの姿を探します。
葉っぱが被りましたが、頂上付近の枝に1羽を見つけました。
毎年、春にも秋にも園内のプラタナスにとまる姿を見かけます。
芽や実が餌となるわけではないと思いますが、何故この場所を好むのかは分かりません。
周囲を見渡すのに丁度良いから、というのが現在の私の見解です。
しばらくして、イカル達が飛び去った後の公園は静寂に包まれました。
なおも散策を続けると、ハクセキレイを見つけました。
朝露に濡れる芝生の上を、神経質そうに歩いています。
ハクセキレイを撮りつつ周囲を散策していると、もう1羽来てくれました。
エゾビタキです。
朝陽の光量が足りなかったので、露出補正しました。
もっと良い位置を探そうと、地面を見ないで歩いていたら、靴に妙な感触があります。
犬のウ〇チでも踏んでしまったかと、慌てて足元を確認すると・・・
銀杏でした。
落ちたばかりなのか、独特の臭いは未だしません。
銀杏の葉も紅葉にはまだ早く、青々と茂っていました。
素手で直接触ると、被れてしまうので注意が必要です。
いつのまにか、エゾビタキには逃げられてしまいました。
割とアカメガシワの木の傍にやって来るようなので、今度からそこを中心に探鳥する事にします。
銀杏を踏まずに済むポイントも下調べしておきました。
役に立てばよいのですが。
銀杏は人間にとっては美味しいのですが、鳥には不人気です。
悪食のカラスですら、見向きもしません。
ギンコトキシンという毒素を含むので、それが原因なのでしょう。
人間も食べ過ぎてはいけないと言われています。
日本酒の肴には良いのですけれどね。
・・・今夜の晩酌を、日本酒にしたくなりました。