9月中旬の夕方、市内の河川敷を散策中の事です。
いつもと違うルートで野鳥を探していました。
まだ草木が茂っているので、あまり散策に適している条件ではありません。
それでも、目につく光景がありました。
青葉に、白いペンキをこぼした様な場所でした。
おそらく、カワウやサギ類が長時間留まり、排泄物を出した痕跡です。
野鳥の姿自体が見えなくても、こうしたフィールドサインをヒントに探索する事が可能です。
上の画像では、水面近くに1羽のカルガモと何かの足が確認できます。
周辺を双眼鏡で見渡してみると、葉陰にサギ類を見つけました。
ゴイサギです。
隠れていますが、上の画像には2羽写っています。
この時期、市内ではササゴイの方をよく見かけるため、ゴイサギは私にとって珍しい鳥です。
50m以上の距離がありましたが、こちらに気付いたのか隠れてしまいました。
頭隠して、尻(足)隠さず。
この状態から動かなくなってしまったので、諦めて散策を続ける事にしました。
ゴイサギは夜行性なので、日中はあまり活動しないそうです。
生息場所を確認できただけでも上出来でした。
しばらく進むと、岸辺の葦原から多数のカモ類が飛び立ちます。
普段見かけるカルガモにしては、小柄でした。
緑色の翼鏡が確認できます。
コガモの群れです。
まだ冬には早いですが、すで10羽程が渡って来ていたようです。
元気に飛んでいるため、怪我をして居残っていたのではないのでしょう。
あ、コガモって冬鳥でしたよね?
野鳥図鑑で調べてみると冬鳥ですが、本州の北部や北海道では繁殖する事もあるそうです。
新潟県は北部ではないですが、中部でもない気がします。
~おまけ~
なおも散策していたら、今度はダイサギとアオサギを見つけました。
葦の間からコッソリと撮影しますが、手前のアオサギに気付かれてしまいました。
慌てて飛び去ろうとする姿が、何とも。。。
いち早くこちらに気付いた優秀な個体のはずですが、おもわず笑ってしまいました。
そんなサギ達ですが、このうちの1羽が先程のフィールドサインの場所に降り立ちます。
ゴイサギを見つけるきっかけとなった場所ですが、ゴイサギ自体の居場所ではなかったのかもしれません。
私もまだまだ未熟者です。