葦原の声(オオヨシキリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

毎年この時期は、市内の葦原でオオヨシキリが大きな声で鳴いています。

「ギョギョ、シシシシー」

潜んでいる方向は分かりますが、声が大きいために距離感が狂います。

近くで鳴いていると思っていたら、思いのほか遠くに見つけました。

 

 

丈夫な草木に陣取り、縄張り宣言をしているようです。

大きな声で鳴いている割には警戒心が強く、近寄ろうとしても距離は縮めません。

 

 

オオヨシキリは葦を組んで巣を作りますが、実物を見た事はありません。

糞が大量に付着している場所を見つけましたが、その近辺に巣があるのかもしれません。

 

 

下に向かって鳴いている個体を見つけました。

しばらく眺めていると、茂みの中から別の個体が現れて、追い立てられていました。

♂同士が喧嘩をしていたのでしょう。

オオヨシキリは一夫多妻なのだそうです。

カッコウに托卵されることもあります。

繁殖期のオオヨシキリは、気が抜けません。